日本最古の石器

今日はちょっと音楽のお話ではないですケド。

9月29日のニュースで「日本最古の石器」の話題を耳にされた方もいらっしゃると思います。それが発見されたのが「島根県出雲市」ということでとても驚きました!

このたび出雲市の「砂原遺跡」から出土したのは「約12万年前の中期旧石器時代の地層から多数の石器」とのこと。12万年前?!
 

今までもこの近隣では銅鐸や銅矛が多数出土した「加茂岩倉遺跡」「荒神谷遺跡」などをはじめ数え切れない遺跡がありますし、出雲大社が高さがかつて48mの「空中神殿」だったりと、歴史を感じることがらが本当にたくさんあります。


ヨーロッパでは古くからのものが「ふつうに」残されています。長い時間の中で壊れたり、たとえ戦争で失われても、同じものをそのままそこに修復するという習慣が多いようです。建物が石でできているか木でできているか、また、地震などの災害の頻度にもより、古いものがそのまま残るかどうかということもあるとは思います。
ただ、もしも失われたとき、同じものを再現するという感覚は日本には少ないのでは?と感じます。

古い歴史あるものをいつくしむ気持ちはもっと大切にしてもいいですよね。


最近感じるのが「新しいものはいくらでも新しく作れるけど、古いものは決して新しく作ることができない」ということの大きさです。

ここ出雲には歴史がいっぱいあります。
本当に古くからのものがあり、そしてそれはきっと思っている以上に自慢できることですよね。