ビリオネア大学公演 交響詩「古代」、室内楽の夜 〜夢の記憶の深淵へ〜が終わりました


2月21日(日)雲南市加茂文化ホール ラメールでの『ビリオネア大学公演 交響詩「古代」』、そして2月22日(月)ビッグハート出雲での『室内楽の夜 〜夢の記憶の深淵へ〜』が終わりました。
 
『ビリオネア大学公演 交響詩「古代」』は何度か再演されているようですけれど、96年の銅鐸出土に深く関わられた大切な方を出土から10年後に失われたということで、お話も多少構成をかえての今回の開催でした。それだけに関係の方々の思い入れも深く、また作品としてもより魅力あるものになっていて、多くの方の心に響いたことと感じられました。
ビリオネア大学は今年で17年なんだそうです。打ち上げで耳にした「ここにくれば音楽の勉強ができる、そんな場所にしたい、という気持ちからはじまった」という言葉が何か通じるものがあり、とても印象深かったです。そして17年もたつと、当時子どもで参加していた少女が成長して今回、振り付けとしても関わっていました。また、雲南市平成の大合併でできた市です。このたびの公演では、雲南市全市からの参加があり、合唱やその他で広く関わりが生まれたようでした。そしてビリオネア大学では公演に出演するキャストだけを育てるのではなく、舞台スタッフや、ボランティアスタッフなどのしくみも大変充実しています。いろいろな角度からあらためて尊敬の念を感じました。出雲芸術アカデミーも協力として関わらせていただいて本当にありがたいです!!
 
室内楽の夜 〜夢の記憶の深淵へ〜』はヴァイオリニストの芦原充さんと強い絆でむすばれた音楽家たちのステージで、二重奏からピアノ五重奏まで充実かつ上質のプログラムと演奏でした。大人の魅力あふれる音楽とステージでの存在感。そしてホールの空気感。いい音楽会に足を運んで感じられることは、単に「いい音」だけではない、言葉では表現できないものがありますよね。そんないい音楽会がこうして出雲でもあることは本当に誇らしいと感じました。
 
そしてどちらの演奏会もひととひととのご縁を感じさせられました。ご縁、大切にしたいですね。