出雲フィルハーモニー交響楽団 第12回定期演奏会のレポートが届きました♪ その2


トロンボーン、森山貴宏さんの出雲フィル第12回定期のレポート、引き続き第2部をお楽しみください♪
 
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 第2部が始まりました。第2部は[トラベル・アワー]。こちらも毎回のシリーズですが、今回はイタリア編。なんと今年の秋は、「日本におけるイタリア2009・秋」ということでイタリアの作曲家を取りあげました。ポスターもイタリア色です。
 
 第1部に比べると沢山の椅子が並んでいます。1曲目はロッシーニ作曲:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲。G.ロッシーニはこの序曲をたった一晩で書きあげたと言われています。すばらしいね!この曲で大変重要なスネアドラム(小太鼓)を上手(かみて)・下手(しもて)両方に配置しました。

 
 つづいて2曲目はO.レスピーギ作曲:交響詩「ローマの祭り」。ステージの上に何人いるのかな?この作品、打楽器だけで10人必要です。それに加えて、ピアノが2人、オルガン、マンドリン、舞台外のトランペット3人という、今回最も編成の大きい作品です。


 
 ほどよい緊張感に包まれ、「ローマの祭り」が終わった瞬間に客席からは「ブラボー!!」という声が・・・、ありがとうございました。沢山の拍手にお答えし、アンコールはレスピーギ作曲:「リュートのための古風なアリアと舞曲」から『イタリアーナ』。この曲でさらにイタリア色に染まりましたね。そしてサプライズみたいに「天地人〜オープニングテーマ」の演奏がはじまりお客様もビックリ?盛大な拍手に包まれて終演しました。


 
 出雲フィルの演奏会は託児サービスを無料で行っています。良い子にして待っていてくれたご褒美に、今回も終演後に『託児ミニミニコンサート』を開催しました(vol.13)。ローマの祭りで活躍するクラリネットを聴いていただきました。楽しかったね!

 
 この3日間のセミナー中に交流会を行いました。2日目(10月31日)リハーサルの合間の夕方に出演者・関係者あわせて約100名の参加でした。
 軽い食事をしながら一人ひとり自己紹介を行い、あっという間に1時間が過ぎました。こうして交流会をする事でお互いのことがわかり、アンサンブルがしやすくなりますね。
また本番終了後には終演式を行い、お互いの労をねぎらいました。また一緒に演奏できることを願って・・・。

 
 神在月の出雲に、色々なところからお客様も演奏者も集まり、出雲ならではの雰囲気をお楽しみいただけたのではないかと思います。これもご縁ですよね。
 これからも出雲芸術アカデミーはじめ、出雲の芸術文化振興にいろいろなかたちでご参加・ご協力いただきたいと思います。ありがとうございました。

 
 トロンボーン 森山貴宏