出雲芸術アカデミー オーケストラセミナー 開幕!

みなさん、こんにちは。
 
神在月-神々の集う出雲で体感する
出雲芸術アカデミー オーケストラセミナー2010秋
いよいよ今日から11月5日(金)〜7日(日)で開幕します!
 
オーケストラが語るシェイクスピアの名作〈ロメオとジュリエット〉
あなたは出雲で 新たな感動に出会う

● コンセプト ●
 出雲芸術アカデミーがオーケストラセミナーとして開催する出雲フィルハーモニー交響楽団第13回定期演奏会〈名曲プロムナード・シリーズ〉。今年のテーマは〈文学と音楽〜ある夜の物語〉です。
 古代ギリシア時代から音楽は演劇とともにあり、歌や踊りにあわせて演奏する場所はオルケストラと呼ばれ、後にその器楽集団そのもののことをオーケストラと呼ぶようになりました。ルネサンス時代に古代ギリシアの演劇法が書かれた書物が見つかったことがきっかけで演劇運動が起こり、シェイクスピアモリエールといった詩人・劇作家たちが優れた作品を産みだしました。このような背景を受けて台本と歌が結びつき、器楽を伴ってオペラが誕生しバロック時代を迎えます。
 ドラマを観ると私たちの心は動きます。「感動」この心の働きこそ人が人間としてより善く生きていくための文化的営みであり、音楽や芸術は教養の中でも〈精神の最高の遊び〉として重んじられ、今日では国境や時代を越えて愛され受け継がれる人類の文化財産となりました。
 19世紀に確立されていく市民社会民族意識の高まりは、言い換えれば〈自由を求めた時代〉でした。人々は中世の冒険や古代神話、遠い世界や永遠の愛への憧れを抱き、そのようなロマン主義的作品が一世を風靡した時代でした。音楽も抽象的なものから、はっきりしていてわかりやすいストーリー性のある作品が好まれ、文学と結びついたドラマチックな作品が書かれるようになります。特に夜は太陽の力が衰えて不思議な力が働く神秘的なときと考えられ、好んで描かれました。
 「ある夜の物語」前半は第1話・ムソルグスキー〈はげ山の一夜〉と第2話・チャイコフスキー〈眠りの森の美女〉の2曲をジュニア・オーケストラが演奏。後半はシェイクスピアの名作〈ロメオとジュリエット〉をテーマに、第3話・チャイコフスキーの幻想序曲、第4話・プロコフィエフバレエ音楽を取りあげ、文学と音楽の関係を探ります。
 また、プロムナード恒例のコンチェルトシリーズでは首席コンサートマスターの芦原充氏をソリストに迎えて、ブルッフ〈ヴァイオリン協奏曲第1番〉に挑みます。ロマン派の色彩が強い作風で知られるブルッフ。色彩豊かな表現力と安定感のある高度なテクニックを持ち、ロマン派を得意としている芦原充氏がヴァイオリンでどのように語るのか興味深いところです。
 プラトンアカデメイアで「大切なことは、生きることではなく、善く生きることである。故に我々は学び続けるのだ」と説きました。ルーツをたどること、意味を知ること、本物に触れること、学びあうこと…。出雲芸術アカデミーのオーケストラセミナーで音楽の奥深さを繙いてみませんか。
(芸術監督:中井章徳) セミナー開催要項より−

 
今日からのオーケストラセミナー。
神在月に神々が出雲に集うように、音楽を通じて人やこころがたくさんのまちから出雲に集い、ハーモニーとなります。−チラシより−
芸術の秋、神在月にふさわしいですね。
 
明日の午前は、「地域との交流プログラム」として、出雲フィル指導者による楽器別指導(音楽と音楽家の出前事業 助成:文化庁)も行われます。
 
出雲フィルの定期演奏会は、現在、
セミナー
・オーケストラの演奏会 出雲フィル&ジュニアオーケストラ(11月7日(日)14時開演!チケット講評発売中♪
・地域との交流プログラム
・音楽の贈り物(チケットプレゼント・ユースチケット・託児室コンサート)
という複合的な行事となっています♪
 
ひとりでも多くの笑顔に出会えますように!わくわく♪