iPhil ― 出雲芸術アカデミー・オーケストラ・セミナー


 
みなさん、こんにちは。
出雲芸術アカデミーの7月といえば!
出雲フィルハーモニー交響楽団定期演奏会です。
 

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iPhil
これは「運命」か「革命」か

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チラシの雰囲気、なんとなくどこかで見たことあるような…?
 
今回の出雲フィルの定期演奏会、いよいよ7月16日(月・祝)とせまってきました!
明日7月14日(土)からの3日間、「出雲芸術アカデミー・オーケストラ・セミナー2012夏」として開催されます。
 
本日から指導者、参加者が出雲に集い始めます。
今年も暑いセミナーになる予感です。
なんといっても、今回は「交響曲3つ。オール5番プログラム」です。
こんなプログラムがあったでしょうか?!
 
7月16日(月・祝)の午後はどうぞ出雲市民会館へ♪
 
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出雲フィルハーモニー交響楽団 第16回定期演奏会
iPhil
3カ国 3世紀 3人 の交響曲第5番
これは「運命」か「革命」か
 
2012年7月16日(月・祝)
13:00 開場
13:25 ロビーコンサート
13:45 指揮者によるプレトーク
14:00 開演
  
PROGRAM
モーツァルト交響曲第5番変ロ長調 作品22
ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調 作品67
ショスタコーヴィチ交響曲第5番ニ短調 作品47
 
■チケット:全自由席
 一般  1,500円(当日1,800円)
 ペア  2,500円(前売のみ)
 ユース  500円(当日600円)
 
■プレイガイド
【出雲】出雲市民会館 ビッグハート出雲 アツタ楽器 イオン出雲店 ラピタ本店 平田文化館 大社文化プレイスうらら館 出雲芸術アカデミー
雲南】加茂文化ホール ラメール
【松江】しまね文化情報コーナー プラバホール
【全国】ローソンチケット:Lコード69514(TEL予約:0570-084-006)
 
 
主催/財団法人 出雲市教育文化振興財団 出雲市 出雲市教育委員会
 
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新しい時代を切り開く力 ―それぞれの5番―

 世の中が変わろうとしていく激動の時代は、社会体制の変革が求められる時代であり、それは人間の思想や価値観が大きく変わっていく時代でもあります。
 「人が人として生きる」とはどういうことなのか。多様な価値観はそれぞれの国・民族のあり方や生き方を形成し、中でも19世紀ヨーロッパの市民社会に起こったロマン主義と呼ばれる流れの中で、チャイコフスキードヴォルジャークブラームスといった名だたる作曲家が登場してきました。
 出雲フィル・夏の定期演奏会では【グレート・コンポーザーシリーズ】として、これまでチャイコフスキー交響曲第5番ドヴォルジャーク交響曲第7番、ブラームス交響曲第4番と、それぞれの作曲家の後期シンフォニーを取り上げてその思想と芸術表現を紹介して参りましたが、今年は新たな試みとして、【偉大な作曲家の人生5番目の交響曲】にスポットを当ててみたいと思います。
 オーケストラ芸術の中核を成している【交響曲】とは一体どういうものなのか…。「誕生を迎えた18世紀ウィーン」、「発展を遂げた19世紀ドイツ」、「昇華へと促した20世紀ロシア」という3世紀・3カ国にまたがる三者三様の作品群の中から、【それぞれの交響曲5番】を取り上げて、時代と思想の変遷をたどってみたいと思います。
 音楽は心のビタミン。交ざり合う響きの世界に、明日を生きる力がある!
海の日、出雲に鳴り響く「iPhilのシンフォニー」をどうぞお楽しみに。
 
       出雲フィルハーモニー交響楽団音楽監督・指揮者 中井章徳
 
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 出雲芸術アカデミー・オーケストラ・セミナー
 
 出雲フィルの定期演奏会は〈地域の音楽文化の向上・発展に寄与すること〉を目的に開催され、特に2008年からは『出雲芸術アカデミー・オーケストラ・セミナー』として「ひと・まち・こころの交流」を大切に、新しい形での取り組みに力を入れてきました。
 セミナーの参加者は毎回掲げられるテーマに基づいて募集され、指導者によるコーチングを受け、作品の時代背景や作曲家の思想、演奏法や組み立て方・表現法などを学びながらよりよい音楽づくりに励み、最終日には『出雲フィルハーモニー交響楽団定期演奏会』としてセミナーでの研鑽の成果を披露します。
 また、運営面では〈青少年の健全育成〉〈地域への音楽鑑賞機会の提供〉の実現にむけて、市内の高校生以下の学生を対象にしたチケットプレゼントや、コンサートに出かけやすいチケット料金の設定〈ペア・チケット〉〈ユース・チケット〉の導入のほか、コンサート終演後に出演者が託児室に出向き、子どもたちが生の音楽に触れられる場としてミニコンサートを設ける「音楽の贈り物プロジェクト」、セミナー期間中に指導者が近隣の学校に指導に出向いて楽器指導や音楽指導を行うアウトリーチ活動や公開レッスン、学校の先生を対象にしたスキルアップ講座を開催するなど、地域や市民との「音楽交流プログラム」にも積極的に取り組んでいます。
 既存のアマチュアオーケストラやプロオーケストラとは一味違った出雲芸術アカデミーのこの取り組みは、21世紀の地域における新しい音楽文化活動のあり方として全国的な注目を集めており、今年2月には「平成23年度地域づくり総務大臣表彰・奨励賞」を全国で唯一の団体として受賞するなど、今後の活動に大きな期待が寄せられています。
 神在月に神々が出雲に集うように、音楽を通じて集うこの機会、市民の方がクラシック音楽をより身近に感じ、生活の中で楽しんでいただけるきっかけとなりますよう。