出雲芸術アカデミー設立10周年記念! 第10回ファミリーコンサート、終了しました

みなさん、こんにちは!

しばらく更新をご無沙汰しておりましたアカデミーだより、
今回は4月19日(日)に開催されました第10回ファミリーコンサートの様子をお届けいたします!


アカデミーの年度は5月で切り替わり。4月が年度末となります。
出雲芸術アカデミー音楽院の一年間の集大成として行われるこのコンサート、
なんと今回出雲芸術アカデミー設立10周年とともに、第10回の節目を迎えました。
当日は594名のお客様に見守っていただき、大盛会となりました。ありがとうございました!

では早速、前日・当日の会場、大社文化プレイスうらら館へ行ってみましょう!

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4月18日(土) 

いよいよ演奏会まであと1日。会場の大社文化プレイスうらら館では午前中からの会場設営も終わり、午後からはリハーサルがスタートします。
ついにホールでのリハーサル。緊張もありながら、明日への期待も高まっていきます!!

 

 

リハーサルで明日へ向けて演奏を整えることはもちろん、チラシの挟み込み作業なども出演者の子どもたちの手で。
出演者たちが演奏面のみではなく演奏会作りに関わっていくことで、ますます明日の本番がエネルギーを増していきます!

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4月19日(日)、いよいよ演奏会当日です!

午後の本番に向け、この日は朝から通しリハーサル。
衣装も順番も本番通りのリハーサルを通して、本番の演奏への集中力が高まっていきます。

そして14:00、いよいよ開演!
演奏会の幕開けを飾るのは、本科リトミックコース音楽入門
小学1年生から3年生で構成され、音楽の基礎を学ぶクラスです。

『本番は緊張したけれど、終わったらほっとしました。練習よりも、本番でいい成果を出すことができました。
 歌や鍵盤ハーモニカなども演奏したけれど、特にボディパーカッションのところが一番好きです。
 みんなで波になるところは難しいけれど、中井監督にも直前に猛特訓をしてもらって、見せ場になりました。
 来年はさらにみんなで気持ちを一つにして発表したいです。』[竹下彩音・岩崎史]
 


次は、合唱のステージ!
本科合唱コース ジュニア・コーラスによる演奏です。
小学4年生から高校生まで、幅広い年齢・地域の子ども達が所属しています。
♪カンテムス!(ラヨシュ・バールドシュ)
美しく青きドナウ(J.シュトラウス2世)
さくらももこの詩による合唱曲集『ぜんぶ ここに』から「ぜんぶ」(相澤 直人)

『今回歌った曲の中では、「美しく青きドナウ」が一番好きです。今回の歌詞は、中間部は日本語ですが最初と最後の部分はドイツ語でした。
 ドイツ語は難しくて、言葉を音にのせていくのは大変でしたが、バスパートとして低音でハーモニーを支えるのは気持ちよかったです。
 今後はもっと高い音もきれいに出せるよう、頑張りたいと思っています。』[出雲 真樹]
 


続いて、別科合唱コース コーラス・レパートリー
18歳以上の一般の方の講座です。大人ならではの熱のこもった演奏を、どっしり聴かせてくださいました!
♪七つの子(本居 長世)
混声合唱組曲『海鳥の詩』から「エトピリカ」(広瀬 量平)
混声合唱組曲『ひとつの朝』から「ひとつの朝」(平吉 毅州)

『別科合唱コースには、より高い音楽性を追求したい想いで毎回の練習に通っています。
 先生方のご指導のお陰で、年を経るたびに上達しているのではないかと感じています。
 毎回の演奏で言えることですが、本番前日の集中練習、当日のゲネプロに比べて不思議なことに、いつも本番が一番良い演奏ができます。
 今回も良い演奏ができたと思います。
 次回に向けて、普段の練習の時から先生のおっしゃることを「楽譜に書き込む」、「自分流の歌い方をしない」をモットーに、
 ハーモニーを大切にして取り組んでいきたいと思っています。』[柳楽 立稔]

そして演奏会の前半は、本科・別科合唱コースによる、合同合唱
混声合唱のためのカンタータ『土の歌』から「大地讃頌

小学4年生から80歳代までの世代を超えた合唱は、アカデミーならでは。
豊かなハーモニーが、会場いっぱいにひろがりました!


休憩をはさんで、後半はオーケストラのステージ。


はじめは本科オーケストラコース 入門講座による演奏!
オーケストラに進むその前に、楽器別・個人別で演奏の基礎を学んでいるオーケストラ入門の受講生。
今回はストリングアンサンブルとの合同演奏により、先輩たちのサポートで今回がオーケストラデビューという出演者もいました!

続いて、本科オーケストラコース ストリングアンサンブルによる演奏です。
入門講座を経た弦楽器の受講生は、このクラスで弦楽合奏に取り組んでいきます!
アナと雪の女王メドレー(K.アンダーソン=ロペス&R.ロペス)

『本番はあまり緊張しませんでしたが、演奏中に弦で指の皮がめくれてしまいました。
 よくあることではないので、きっと指にも本番のパワーがこもっていたのだと思います。
 痛かったけれど、いつも通り楽しく演奏できました。』[横尾 怜]

2曲目はシンフォニーオーケストラとの合同演奏。愉快な鍛冶屋さんも登場!?
♪鍛冶屋のポルカ(Jos.シュトラウス
 

演奏会もいよいよ終盤。
第10回目のファミリーコンサートのご案内は、出雲芸術アカデミー学長の米山道雄先生。
受講生や先生方にもコメントも交えながら、演奏会を盛り上げていただきました。
 

オーケストラステージの最後は…いよいよ本科オーケストラコース シンフォニーオーケストラの登場です!
本格的なフルオーケストラ編成で、さまざまな管弦楽曲に触れていくこのクラス。
入門講座やストリングアンサンブルの子ども達の目標でもあるクラスです!
♪喜歌劇「軽騎兵」序曲(F.スッペ)
♪スペイン交響曲 作品21 第1楽章:Allegro non troppo(E.ラロ)
カルメン第1組曲 1.前奏曲 2.アラゴネーゼ 5.闘牛士(G.ビゼー)

今回は受講生の橋龍之介君ソリストを務め、シンフォニーオーケストラ初のコンチェルトに取り組みました!!
 


そして演奏会のフィナーレは、本日の出演者全員による合同演奏!
♪地球星歌〜笑顔のために〜(ミマス)

会場全体を包み込む歌声と演奏に、演奏者と客席が一体となった瞬間でした。
みなさま、ご来場、ありがとうございました!!

終了後は、終演式と修了式。
演奏会の締めくくりをするとともに、本科の修了生には修了証書を。
この後、本科保護者会企画の修了おめでとうパーティーも開かれ、本科の出演者全員で修了のお祝いをしました。

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おかげさまで10周年。
地域の皆様の支えを受けて、出雲芸術アカデミーは11年目、そしてファミリーコンサートも10回目の節目を迎えることができました。
今後も地域のみなさまにとって開かれた芸術文化の学び舎であるために、一層精進していきます!
これからもどうぞよろしくお願いいたします!